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婚活の知恵

先日、車の運転で貴重な体験をしました。

私は、津市に住んでいますが、最北端の白塚町の知人を訪ねるために、国道から市街地へと車を走行していました。
朝方降った雨は上がり、路面は濡れていました。
5月の陽気にしては肌寒く、風もあり、曇り空で、今にも雨が降ってきそうで憂鬱な空模様でした。

私は、初めての訪問であり、地図を片手にしながら目的地に向かいました。
2車線の広い通りから狭い脇道に入りました。
家がぎっしり詰まって建っており、車が一台通るのがやっとでした。
道は迷路のようになっていて、路地から路地へ、ゆっくりゆっくり進みました。
幸いにも、人影や対向車もなく、前へ進む気持ちが徐々に大きくなっていきました。
進めば進むほど狭くなり、通行するには、サイドミラーを引っ込めなければならないほどでした。
もうバックは出来ません。
目の前はT十字路。  右か左か?  「えーい、ままよ右」
右へ曲がって車から降り、ここから抜け出せるか確認するも無理、左はなおさら、狭く無理。

「おや、良く見るとT十字路は、変則の四つ角、こちらしかない」と思い、空き地で向きを換え、右に曲がろうとするもブロック塀にぶつかりそうで「誰か人を呼び、立ち会ってもらおう」と考えました。

藁をも掴む思いで人探しをしていると2台ミニカーが止まっている家を発見。
ブザーを鳴らし「こんにちわ、こんにちわ」と話すと人の声。
学生風の若者が怪訝そうに現れ、事の成り行きを説明するとサポートしてくれるとの事。
私と彼と交代で運転手となり、「ハンドルを右に、早い、もうすこしゆっくり」と何回か試みましたが埒がいかない。

突然彼が、「父親はトラックの運転手なので呼んできます」と言って父親を呼びに行きました。
「すいません。ご迷惑をおかけしています」と父親に話すと、会釈して直ぐ車に乗り込み、運転操作にかかりました。

それから、そこを通り抜けるのは、さほど時間がかかりませんでした。
針の穴を通すように数センチの余裕しかない道を父親は平然と、威厳に満ちた態度で行動し、息子さんと話をしながら去っていく姿を見て,父と子供の絆を感じさせる温かいホームドラマを見ているようでした。

残された私は、いつまでも頭を下げ「ありがとう」と言って二人を見送っていました。















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