2020/11/28
国危うし
国の存亡が危うくなってきました。「上下こもごも利をとれば、国危うし」で中国戦国時代の儒学者孟子の言葉です。
これは、もし上の人も下の人もそれぞれが自分の利益だけを考えて行動すれば、国の存立は危うくなるという意味です。
28日のコロナ感染者数は2,684人で1日では過去最多、11月の1日~28日間の全国の死者数は1カ月最多の330人、重症者は半月で倍増の440人となりました。
政府は「第3波」と位置づけ、感染急増相当の地域が複数あると指摘しました。
そして、今後3週間は札幌市、東京23区、名古屋市、大阪市との往来をなるべく控え、酒類を提供する飲食店の営業時間短縮の検討を進めるよう呼び掛け、最終的な判断は都道府県知事に委ねるとしました。
国民には、三密を避けて人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生の基本的な感染対策を行う事が新型コロナウイルスに感染しない事として繰り返しの自粛を義務付けています。
GoToトラベルは、観光地や飲食店、商店街など観光需要や旅先での消費を促す政策です。
国交省の観光支援事業として1,895億円計上されました。
委託先の1社に全国旅行業協会があります。
会長は二階俊博自民党幹事長です。
利権が絡んでいて、GoToトラベル推進に躍起です。
政府はコロナ対策で行動自粛を要請し、GoToトラベルで人出の多い観光地への利用を呼び掛ける真逆の政策をしました。
政府のコロナ対策の無為・無策では、GoToでウイルスを日本中に蔓延させます。
政府は、コロナ対策を優先して取り組まなければなりません。
コロナが収束すれば、自然と国民は旅行に行くし、飲食店に行きます。
利権政治は人命を考えてなく、民主主義ではないと感じています。