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失望

 16日 菅義偉官房長官が第99代首相に指名されました。
首相交代は、7年8か月ぶりです。

菅首相は、記者会見で安倍政権の取り組みを評価し、「しっかり継承し、前に進めていくことが私に課せられた使命だ」と訴えました。
更に、「私は、常々世の中には国民の感覚から大きくかけ離れた数多くの当たり前でないことが残っています。……当たり前が無いことがあります。それらを見逃さず、現場の声に耳を傾けて、何が当たり前なのかそこをしっかりと見極めたうえで大胆に実行する。これが私の信念です」と発言しました。

政策として「デジタル庁の創設」「縦割り行政打破」「縦割110番の設置」「携帯料金値下げ」「不妊治療への保険適用の早急な検討」を掲げました。

驚くべき発言があります。
1つは、政権の決めた政策の方向性に反対する官僚について「異動してもらう」と権力志向の強い発言をしました。
これは、官僚に対して人事権をちらつかせ、官邸の意向に従うよう強要すれば、忖度が蔓延して、公平・公正であるべき行政が乱れ、民主主義の崩壊に繋がる発言です。
2つ目は、GoToトラベルの利用者の中で20人のコロナ感染者を7人しか罹っていないとミスリード発言をしました。
そして、7人のコロナ感染者に「そんなにコロナが感染しないと分かった」と意味不明な結論付けをしました。
3つ目は、安倍前首相の私物化が批判された「桜を見る会」は来年度以降中止する考えを表明しましたが、 「桜を見る会」や」「森友・加計学園」の当たり前でない大きく国民とかけ離れた問題には再調査する必要がないと自己信条に反する発言をしました。

菅首相の目玉政策に「デジタル庁」の創設があります。
菅首相の創設理由は、国連の調査によれば、日本は世界の電子政府ランキングで14位であり、デジタル化の遅れが行政効率の足かせになっているから創設したと話しています。
NTTドコモやゆうちょ銀行での電子決済をめぐる大規模な不正出金問題の現状下、菅首相はデジタル相として平井卓也氏を任命しました。

お手並み拝見前に新大臣平井デジタル相の疑惑が発覚しました。
平井デジタル相が関係する3つの政治団体から香川県四国新聞社主の母の会社に8年間に渡り、約8130万円の政治資金が還流していました。
政治資金の使途を巡る金権腐敗です。

菅政権に期待できなくなりました。
政治資金規正法のザル法を国会議員を除く法律家で整備しなければ繰り返されると感じています。




















緩み

秋の連続休日 シルバーウイークが始まりました。
夏の暑さから解放され、さわやかな気候となり、過ごしやすい毎日になりました。

そんな折、政府によるイベント入場制限が緩和されました。
緩和の概要は、観客が大声を出さない映画・音楽コンサートは100%、歓声や声援が想定されるプロ野球・サッカーのJリーグ・ロックコンサートなどは50%としました。
人数制限についは収容人数が1万人超は50%、収容人数1万人以下は5千人と緩い案を発表しました。
これにより、野球場やサッカー場、駅や空港そして繁華街にも人出が増えました。
そして、観光地にも人出が多くなり、高速道路が渋滞になってきました。
自粛から解放された緩和策は喜ばしいことですが、心の緩みから人出が増え、感染者が増えない事を祈らずにはいられません。

20日現在 コロナ感染者数です。
全国感染者数7万9,927人、重症者159人、死亡者1,520人、退院者7万1,689人です。
20日の感染者は、30人以上で東京都162人、神奈川県60人、千葉県35人、大阪府59人、愛知県33人となっています。

コロナ感染者の多くは、主要都市です。
主要都市を除く地域は、国の指示による感染防止策を忠実に励行しているので、感染者はさほど増えていません。
西村経済再生相は、「感染防止と経済社会活動・文化活動を両立していくことが大事です」と話しました。
両立は大事です。

そこで、菅政権には、コロナ対策は1日30人越えの東京を中心とした主要都市でしっかり行っていただきたい。
全国一律でなく、メリハリのある政策をお願いしたいものです。





  




2つの選挙

 朝晩涼しくなり、秋の気配がしてきました。

「季節の変わり目であろうか」晴れが続かず、すぐに曇ったり、雨が降ったりする変わりやすい天気が続いています。
活発な雨雲が掛かり、突然の激しい雷雨になっています。
気象庁は、列島に横たわる秋雨前線と低気圧に加え、南岸の湿った空気の熱帯低気圧の影響と話しています。
大気の状態が、極めて不安定です。

10日 自民党総裁選たけなわの折、合流新党が結成されました。
合流は、立憲民主党と国民民主党です。
党名は「立憲民主党」、代表は選挙で泉健太氏に勝利した「枝野幸男」氏に決まりました。
党員は、立憲民主党88人、国民民主党40人、その他21人の149人です。
内訳は、衆議院議員106人、参議院議員43人です。

立憲民主党は生まれ変わりました。
自民党の不安定政治を牽制できる体制が整いました。
野党が群雄割拠の状態をまとまる状態の基礎が出来ました。

自民党総裁選挙は、5派閥の支持を得る菅義偉官房長官が勝利を確実にしました。
菅氏は、安倍政権の経済政策を引き継ぎ、取り組みを継承し、前へ進めたいと話しました。
森友・加計学園や首相主催「桜を見る会」を巡る問題などの安倍政権の「負の遺産」については、再発防止に努めるものの、一連の問題を検証する意欲は見られず、既に結論が出ているとしています。
又、現在10%の消費税率を将来的に引き上げる必要性に言及しました。
総裁選は、菅義偉官房長官が確実視されているので、2位が石破茂元幹事長か岸田文雄政調会長かが注目されています。
2位になれば、来年の総裁選での後継としての正当性を保てることが出来るとしています。

自民党総裁選挙は、筋書きがある選挙であり、白けた選挙と言わざるを得ません。
安倍首相路線を継承する菅義偉官房長官が首相になれば、国民不在の永田町論理で政権運営をするのではと危惧しています。



















 

勝ち馬に乗れ

 5日は9月第1週目の土曜日。定例の阿漕浦海岸清掃日です。

昨日までの数日間は大気の状態が不安定であり、時折雨の曇り空。
猛烈な台風10号接近に心配していたお天気も快晴で、風もなく、猛烈に暑い。
自然の神々がお天気を演出し、海岸清掃をしやすいように温かく迎えてくれました。

6時半スタート。準備を整え、いつもの松林堤防下へ。
8時すぎ、元気な3人が軽トラで来てくれて、作業が捗り、浜辺の清掃も行う。

松並木には、扇風機、服や下着の放置ー詰めて3袋、段ボール多数、空き缶やペットボトル多数、お菓子の空き袋多数、弁当空箱多数、雑誌、枕、投光器、チャイルドシート、折り畳みトランポリンなどが捨てられていました。
浜辺清掃で特に気付いたことは、バーベキューをしたと思われる焼網が多数捨てられていました。
夏の終わりを感じながら、9時過ぎに集合場所へゴミを運びました。

ヨットハーバーの掃除班は、草取りもしてくれていました。
遠くは伊勢から清掃に駆け付けてくれて、50袋のゴミの前で20人と共に清々しい思いで、記念写真を撮りました。

安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選は、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長の3氏が出馬表明をしました。
投票は、国会議員票394票と党員(394票)の投票をせず、地方票47都道府県から3票の141票を合わせた535票で競います。
台風の目となったのは、菅義偉官房長官です。
菅義偉官房長官は無派閥ですが、7派閥のうち「勝ち馬に乗れ」と5派閥の支持を得ました。
選挙戦する前から、勝負が決しました。
5派閥は細田派98人、麻生派54人、竹下派54人、二階派47人、石原派11人の264人です。
安倍首相と同じ構図であり、権力を保持していくことになります。
政権運営は変わらず、期待出来なくなりました。

国民が納得する自民党党員票の投票ではないので、派閥の顔色を伺う不安定な政権が出来、国民が苦しめられると感じています。
























プロフィール

代表取締役 柏木正史

Author:代表取締役 柏木正史

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