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「辞任」

25日 安倍首相が総理大臣を辞任しました。

突然の辞任表明であり、驚きました。
辞任理由は、持病の潰瘍性大腸炎の再発により、継続的な投薬が必要であると記者会見で述べました。

以前、安倍首相は辞任の話をして、国民と約束をしたことがあります。
森友問題での国会答弁です。
「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」と明言しました。
その後、財務省の決裁文書から妻昭恵氏らの関与がうかがわれる部分を削除する改ざんが行われました。
そして、決裁文書の改ざんを強制された財務省近畿財務局職員の赤木俊夫氏が自殺をしました。
状況判断で明らかに関与が認められ、自殺に追い込む非情な仕打ちでした。
しかし、安倍首相は「責任を痛感している」と話しただけで、真実を明らかにする努力をしていません。

マスコミすべてが、安倍首相の辞任を「勇退」ではなく、「辞任」として発表しました。
「辞任」とは、在任中の不祥事・不具合により就いていた任務や職務を自分から申し出て辞める事です。
ある面辞めたくはないが、辞めざるを得ない状況に追い詰められて、職を投げ出す事です。

「勇退」とは、多大な功績を残した人物であり、辞める事が惜しまれる状況で用いられます。

安倍首相は記者会見で、「病気と治療を抱え、体力が万全でない苦痛の中、大切な政治判断を誤る、結果を出せない事があってはならない。職を辞することにした」と話しました。
7年8カ月にわたって権力の座にあった安倍首相の大切な政治判断とか結果を出す事とは、どんな事だったんでしょう。

安倍首相は、「丁寧な説明を行います」と度々話していました。
国民は、その言葉を期待していました。
しかし、国民に分かってもらう努力を放棄し、首相の権限ですべて乗り切りました。
国民の信頼が次第に薄れ、支持が低下し、支持率が40%を下回りました。

安倍首相は拉致を「最重要課題」として取り組みましたが、成果を上げる事が出来ず、目途が立っていません。

拉致被害者増元るみ子さん(失踪当時24才)の弟照明さん(64才)の言葉が目に留まりました。
「正直あきれた。拉致解決への意欲を何度も口にされてきたが、政権を投げ出すような辞め方だ『被害者救出のために身を捨てでもやる』という覚悟が本当にあったのか疑問だ」と語気を強め、落胆しています。












   







  

歴代最長

 連日の猛暑です。

全国各地で35℃以上の猛暑日が続いています。
危険な暑さは、チベット高気圧と太平洋高気圧が2層となって重なっています。
そのため、例年にない猛暑となり、40度を超える地域もあり、熱中症のリスクが高まっています。

医療現場では、熱中症と新型コロナウイルスの初期症状が似ていて戸惑いの声が出ています。
共通の症状は、「発熱」「倦怠感」「頭痛」「食欲不振」「筋肉・関節の痛み」「味覚の異常」です。
医療が逼迫している折、医療現場はPCR検査の結果が出るまで感染防止も同時に行っています。
医療現場の医師らは判然としない場合、感染拡大防止のため長袖の服装にゴーグルやマスクを着用して医療に当たっています。

安倍首相は、23日第2次内閣発足からの連続日数が2,798日となり、歴代最長の叔父の佐藤栄作氏に並びました。
24日には単独1位になります。
安倍首相は、経済政策アベノミクスから始まりました。
日銀の金融緩和や市場への資金供給が円安を誘導し、企業業績や株価を押し上げました。
しかし、経済成長率が低い上に賃金はなかなか伸びないし、日銀による2%の物価上昇も実現していない。
政府は未だに公約のデフレ脱却宣言を出来ずにいます。
更に、コロナ禍の消費不況による影響で4~6月期の実質国内総生産(GDP)は、前期(1~3月)比で戦後最悪のマイナス成長で年率▲27.8%に陥りました。

安倍首相は数の力に頼り、「安倍1強」のもと、十分な審議をしないで多数決により多くの法律を成立させました。
中でも、国民の理解を得られないまま集団的自衛権の行使を可能とする安全保障関連法があります。
一方で「安倍1強」ゆえの驕りや緩みそして身内への甘さにも露わになってきました。
「忖度」の言葉が生まれ、贈収賄や利権が伴う権力構造となりました。
強硬な政治手法で国民の理解が得られなくなり、最近の内閣支持率は34%、不支持は47%になっています。

新たな火種が再燃しました。
2017年 安倍首相直轄の内閣府副大臣を務めていた秋元司議員は、IR(統合リゾート施設)参入を目指していた中国企業「500ドットコム」から現金300万円や家族の北海道旅行費70万円を受け取っていた疑いで逮捕されました。
その後、贈賄の「500ドットコム」側へ偽証の報酬として秋元司議員から現金1千万円(秋元議員の指紋が検出)を自ら用意しました。
共謀者は、容疑を認めていますが、秋元司議員は逮捕後も「一切身に覚えがない」と容疑を否認しています。
不祥事が後を絶ちません。そして議員のモラル低下の悲しい現実に国民は声を上げていかなければと感じています。


   


 















岡目八目

 15日 終戦記念日。
国民310万人が亡くなりました。
全てが破壊され、復興はこの日から始まりました。
戦後75年の歴史は、「モノの豊かさ」を生みましたが、「心の豊かさ」を奪いました。
大家族が核家族になり、近所付き合いも希薄になりつつあり、絆社会が褪せてきました。
奪われた心の豊かさは、コロナでは、感染した患者や家族に対して投石や落書き等の誹謗中傷として表面化しました。
今、コロナウイルスの難敵と戦うためには、奪われた「心の豊かさ」を取り戻す事、すなわちお互い協力して、助け合わなければ解決の糸口を見出せないでしょう。

7日の立秋を過ぎたというのに、夏の真っ盛りで猛烈に暑い日が続いています。
今求められているのは、コロナ対策、猛暑対策、熱中症対策であろう。
下記に、3対策を要約しました。
コロナ対策は、①3密(密集、密閉、密接)回避 ➁手洗い ③マスク使用(人がいるところでの使用、屋外は不要)しかありません。
猛暑対策は、①軽量で綿素材の服の着用 ➁帽子の着用 ③タオルを濡らす ④日陰での休憩 ⑤水を飲むーアルコール、 
          カフェイン、炭酸は脱水症状の恐れあり
熱中症対策は、①こまめに水分補給する ②塩分は程よくとる ③エアコン・扇風機を上手に使用する ③シャワーやタオル
          で体を冷やす ⑤部屋の風通しを良くする

コロナ感染者数のメディアでの報道は、日毎に増えていく感染者数、重症者数、死者の数であり、聞きなれてうんざりだ。
このような状況下、とんでもない事件が発生しました。

1つは、受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が今年4月1日より全面施行されました。
立法府の国会議員が作った法律で、議員会館の事務所(自室)は禁煙であるのに、喫煙する違法行為が横行している
というのです。秘書らが受動喫煙の被害を受けているとして憤りを隠せないと話しています。
国民にマナーからルールとして押し付け、自分たちは特権意識で大丈夫とでも思っているのかと思うと実に腹立たしい事件です。

2つ目はまたもや電通が絡んでいました。
資金は官房機密費から出ていました。約10億円です。
内容は、電通経由でステマ炎上マーケッティング費用約10億円を田端大学で受注していました。
※ステマ(ステルマ・マーケテイング)とは
  企業から金銭を受け取っているにも関わらず、あくまで中立的な立場を装い、良い口コミや評価を行う行為。

経緯は、田端大学の公式メディア「BIG WAⅤE」編集長寄金佳一氏が群馬県万座温泉の旅館「万座亭」の食事に対して「メシが多すぎて食えない。廃棄前提……」という画像付きツイートを公表したところ、その表現を巡り賛否両論で炎上しました。
これをきっかけで旅館の予約が埋まりました。
この事実をオンラインサロン田端大学の学長田端新太郎氏が「田端大学のおかげだ。田端大学で請け負った万座温泉の炎上マーケッティングだよ」と自慢しました。
観光協会や旅館は風評によって営業的に大きな被害を被る可能性もあるとし、火消しのために対応に追われ、余計な労力を強いられています。
国の10億円予算の「ヤラセ行為」は、イタズラや冗談で済まされない行為と感じています。













 




お盆は自粛

 8/6日、8/9日の両日は忘れてはならない日です。 

8/6日は広島、8/9日は長崎に原爆が投下されて75年が経ち、それぞれ原爆の日としてしています。
残された被爆者は、今もなお苦しんでいて、平均年齢が80才を超えており、年々減り続けています。
世界には未だに1万3,410発の核弾道があり、核兵器のない世界の実現を願うのに、安倍首相は核兵器禁止条約には署名していません。これが悲しい日本の現実です。

コロナ感染が拡大しています。
8日 世界202の国と地域では感染者1,942万5,393人 死者は72万2,303人です。
国別での感染者100万人超えの顕著な国は、アメリカ感染者495万7,653人死者16万1,682人 ,ブラジル感染者296万2,442人死者9万9,572人,インド感染者208万8,611人死者4万2,518人となっています。
日本は感染者数4万8,117人死者1,053人です。

お盆に入りました。
帰省か自粛か、旅行か旅行見送りか、など国民に判断を委ねることになりました。
8日 コロナ感染者数です。
累計で東京都1万,536人、大阪府5,574人、神奈川県3,185人、愛知県3,013人、福岡県2,904人、埼玉県2,819人、千葉県2,104人、兵庫県1,588人、北海道1,541人、沖縄県968人、………三重県229人です。
8日の感染者は東京都429人、大阪府178人、愛知県177人、福岡県150人、神奈川県128人、沖縄県・埼玉県84人、兵庫県55人、………三重県17人です。

安倍首相は、感染者急増を受けた対処方針として、現時点の緊急事態宣言再発令を否定して「帰省時の注意点として三密を避ける、大声で話さないと言った感染防止策を徹底するようお願いしたい」と国民に要請しました。
又、GoToキャンペーンについては「観光事業者と旅行者の双方に感染拡大防止策を実施してもらい、新しい旅のスタイルを定着させたい」と話しました。

所管の分科会会長尾身茂氏は「帰省を出来れば控えていただきたい」とし、小池百合子東京都知事も「この夏はコロナに打ち克つ事が最優先となる夏。特別な夏として旅行、帰省を控えていただきたい」と話しました。
安倍首相と尾身茂分科会会長・小池百合子東京都知事の方向性の異なるメッセージは国民にとっては非常に迷惑であり、混乱を招きます。

所見です。
安倍首相は、GoToキャンペーンの経済活動を優先としており、コロナを風邪引き程度にしか考えていない。
国民は旅行などの移動を控えており、旅行予約を取り消したりしています。
旅館事業者は「移動により感染されては困るので旅行者は来ないでほしい。GoToキャンペーンはコロナが収束してからでもいい」と話しています。
政府のコロナ対策は、手をこまねいているうちに、東京都や大阪府も独自に感染状況の指標を設け、岐阜県は独自の非常事態宣言、愛知県や沖縄県は独自の緊急事態宣言を出しています。
安倍首相は、都道府県知事に対策を丸投げしており、口出しせず、交付金を出して都道府県知事に裁量を委ねればいいと考えます。

国にお願いしたいことは、PCR検査の拡充と陽性者にはホテル、自宅、病院ではない隔離施設などを考えていただきたい。
これは、一般病院に感染者が入院すると、院内感染の恐れや一般患者が診察に来なくなり、病院経営が厳しくなる。
東京都など患者急増で保健所の過重負担になっています。直接保健所を通さず、民間病院で相談・診察が可能となるようにして保健所の負担軽減に努めていただきたい。

分科会メンバーの小林慶一郎氏の意見
「PCR検査を思い切って拡大することが経済再生の近道であり、陽性者の隔離が不可欠」と話しています。















ボランティア活動

8月になりました。
気象庁は、曇りや雨の日が多い梅雨期から、夏の到来を告げる梅雨明けを発表しました。

1日の第1土曜日は、定例の阿漕浦海岸清掃です。
コロナウイルス感染者数の拡大を気にしながらの活動です。
自由意志に基づいて、15人程集まりました。
すべての人が、マスク姿とサングラスそして帽子を被っていて、どなたかお顔がわからない状態での作業となりました。

私は、早朝6時半すぎから周りを気にせず、1人で清掃作業をしていると、散歩中の老人に「暑いのにご苦労様です。市の職員さん?」と声をかけられました。
「いえ違います。ボランティアです。」と答えました。
すると、「無償なんですか。えーどうして清掃をしているのですか?」と話す。
「私のボランティア活動の考えは、人に言われたからではなく、自主的に判断し、見返りを求めず、自由に行動が出来ます。清掃活動は、精神修行であり、心を豊かにし、やり遂げた充実感と力づけしてくれて、人間形成に役立ちます」と答えました。
散歩中の老人は「貴方は大した人だ。有難う」と話されました。
当たり前のことをしていい気分の状態で、35袋程のゴミ袋の前で全員写真を撮りました。

記録的な大雨で山形県の428の支流がある最上川が氾濫し、多くの家屋で浸水被害が出ました。
1日からボランティアが入り、復旧作業が行われました。
少し前には、熊本県の大雨・洪水・被害で復旧・復興のボランティアが入りました。
いずれも、コロナウイルスの影響があり、ボランティアは県内に限るとしました。

災害対策で民の力の活用を前提としている折、経費を削減するために本来官がやるべき仕事を民に丸投げしています。
又、あらゆる支援が自治体や国を通して行われるべきという考えは現実にそぐわないと考えます。

行政の手が足りない隙間をいち早く埋めるのが民間ボランティアです。
民の活動は自由意思に基づいており、多様な活動で力を発揮します。
官には、被災者に向き合い、「公平」で「一律」の支援を願っています。
     







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代表取締役 柏木正史

Author:代表取締役 柏木正史

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