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政府主導

 緊急事態宣言全面解除から1カ月経ちました。

全国感染者数で7割を占める東京は、数日間で50人前後と高水準が続いています。
今月2日 東京は感染が拡大傾向にあるとして東京アラートを発令し、感染が落ち着いたとして11日に解除しました。
解除後の12日 小池都知事が知事選再選出馬を表明し,その日からの2週間と解除前の2週間と比べると感染者数は倍増し、悪化しました。
東京都の担当者は悪化したにもかかわらず、何を基準としたか不明ですが、一定の効果があったとしました。
政府の西村経済再生担当大臣も「今のところ政府としては対応の方向性を変える考えはない」と発言しました。

問題が発生しました。
政府は、事前に専門会議メンバーに知らせず、政府主導でコロナ専門会議を廃止することにしました。
コロナ専門会議は、医学的見地から政府の助言などを行うために開催されました。
政府と専門家とで危機感を共有することでありながら、議事録とICレコーダーの録音はしないとしました。

2月末、安倍首相は専門家の意見を聞かずに決めた全国一斉休校などに批判が出ると、判断責任を専門家に押し付けました。
政府主導で政策が決められ、専門家や国民と共有しょうという姿勢が感じられなくなりました。
今後、政府は専門家との溝を残したままコロナ対策に取り組む事が心配です。

次は、前東京高検検事長の黒川弘務氏の賭けマージャン賭博の件です。
黒川氏はマージャン賭博の常習者でしたが、懲戒に当たらないとして訓告処分となり、無罪放免になりました。
今月18日 岐阜市で賭けマージャン店が警察に摘発され、経営者や客などあわせて6人が書類送検されました。
いずれも黒川基準の「千点100円(テンピン)」でしたが、黒川氏は政府主導で訓告の無罪放免となり、岐阜市の賭けマージャン店は書類送検となりました。
不公平が常識化しています。

次は、昨年7月の参議院広島選挙区を巡る買収事件で公選法違反容疑で逮捕された前法相の衆議院議員河井克行容疑者と妻の参議院議員案里容疑者です。勾留は、7月8日まで延長されました。
河井氏夫妻が勾留中であるからではないが、現金受領を相次ぎ認め始めました。
夫妻合わせて94人に計約2,570万円を配りましたが、その内首長、県議、市議など地元政治家は40人以上であり、提供額は計約1,800万円となりました。
政治家40人の中で安芸太田町の小坂町長は辞職、三原市の天満市長は辞職表明をしました。

政府主導で河井案里氏を担いだツケは、地元政界を大混乱に陥ることになりました。
ほとんどの議員は現金授受を認めており、公選法違反の可能性があります。
河井克行容疑者は、現金提供を認めましたが、容疑を否認しています。

広島県民・地元政界を混乱にしたのは1億5千万円の支援金です。
検察庁には、1億5千万円は公金であり、使途解明していただく事を強く希望します。






















  


河井克行・案里夫婦

都道府県をまたぐ移動自粛が全面解除となった19日、プロ野球も当初予定より3か月遅れで開幕しました。
私達は、この日を待ちわびていました。コロナ自粛により重い空気のなかで、一縷の光を投げかけてくれました。

政府のコロナ対策が捗らない状況下、国会閉会後に巨額買収事件の逮捕者が出ました。
渦中の人は、広島選挙区で現職国会議員の前法相衆議院議員河井克行氏と妻の参議院議員河井案里氏です。

この事件は、車上運動員への違法報酬事件に始まり、巨額買収事件に発展しました。
 買収容疑は、総額約2,570万円。このお金を121回にわたり、94人に手渡しました。
調べによると、特捜部は克行氏の関係先から、現金の配布先を記したとみられるリストを押収しました。
資金提供された多くの人は、任意聴取に現金の授受を認めました。

受け取った1人で広島県安芸太田町の小坂真治町長は、夫の克行氏から現金20万円が入った封筒を止むに止まれず受け取っていたことを明らかにし、町長を辞職しました。
領収書の発行を求めなかった河井夫婦は、逮捕されても、悪びれた表情もなく、「不正な行為をしていません」として容疑を否認しています。

この事件は自民党の抗争です。
舞台は昨年7月、参議院広島選挙区(2人区)で起こりました。
元々、議席を自民党1、野党1で分け合っていたところ、自民党は2議席取るために県議だった河井案里氏を出馬させました。
大義は2議席を取るためと言われていますが、現職の溝手顕正氏は安倍首相を公然と批判しており、安倍首相は溝手氏の態度が気に入らないので案里氏を担いで落選させようとしたのではと言われています。

溝手氏は、岸田文雄政調会長の派閥に属しており、現職で自民党の重鎮です。
溝手氏は早くから出馬を決めており、広島県連が支持していました。
党本部からの支援金は、1,500万円でした。
それにひきかえ刺客の河井案里氏は、自民党本部追加公認として、1億5千万円の溝手氏の10倍の支援金でした。

河井克行氏は、2012年の党総裁選で安倍首相を支援し、15年に首相補佐官に就任しました。
安倍首相は、総裁で熱心に動いた河井氏に恩義を感じ、重用していました。
そして、案里氏の参議院初当選から2か月後の昨年9月に法務大臣に就任しました。
すると宴席では「法務・検察の上に立った。もう何があっても大丈夫だ」と親しい知人達に言い放ったと言われています。

客観的に見れば、
1、河井夫婦は逃げ回らず、具体的な説明を避けず、説明責任を果たさなければなりません。
2、安倍首相は、「すべての国会議員は襟を正さなければならない。任命者として責任を痛感している」と決まり文句の発言です。
3、溝手氏は1,500万円、河井氏には1億5千万円の支援金………この差と具体的使途は説明しなければなりません。
4、広島県民は、河井氏に振り回された選挙でした。感情的なしこりを残しました。
5、自民党広島県議・市議と自民党本部との軋轢が発生しました。
6、河井夫婦は、公選法違反であり、刑罰に処し、失職すべきです。
7、選挙に金がかかりすぎです。お金で票を買う事は公正を欠き、民主主義の危機です。
  公職選挙法の改正が急務です。
8、国会議員は、法に抵触しても不起訴になるケースが多い。
永田町は、治外法権であり、国会議員は国民と違い特別の存在です。
9、安倍首相は権力者となり、逆らうことが出来なくなってしまった。
  
  



  












 





  

政治屋

 11日 東京都小池知事は新型コロナウイルスに関する独自の警戒情報「東京アラート」を解除しました。
これにより、不特定多数が集うパチンコ店、ゲームセンター、バー、カラオケ店などの施設がすべて解除されました。

東京都は感染拡大防止策として、店舗施設に利用者の体調管理や手洗いの徹底についてのチェックシートや対策を講じている事を示すステッカーを配布するとしました。

コロナウイルス政策は、旧態依然としています。
政府は、日々の感染者数の発表だけで都道府県に丸投げして専門家会議の議事録を作成せず、情報公開には後ろ向きです。
国民と向き合ってほしいコロナ対策は、感染しているかを約30分程で調べられる抗原検査(PCR検査は4~6時間)を行うなど科学的根拠に基づく手法を実施すべきです。
安心・安全に国民の幸せを考えれば、感染者が発生しているすべての都道府県民に検査を実施すべきと考えます。

政治家についてマックス・ウエーバーは、次のように話しています。
1、情熱 2、責任感 3、洞察力を挙げています。
洞察力とは、物事の性質や原因を見極めたり、推察したりするスキルや能力です。
正しい物事を見極め、身につけることが必要としています。
又、控えめで目立つことを好まず、周囲をよく観察してその場で求められている役割を果たす人であるとしています。

巷間言われている政治屋です。
政治屋は、政治よりも金や権力などを得ることに熱心な政治家です。
政治屋は次の選挙を考え、政治家は次の時代を考えます。

現在の安倍首相は、政治家ではなく、政治屋になってきました。
1、情熱欠如
  コロナ対策で国会議員歳費2割削減(5月から1年間 年間312万円減額)ー身を切る覚悟としました。
  ところが、5/26日 自民党議員には臨時活動費として200万円支給 (使途自由、非課税収入、申請不要、即時振込)
2、責任感欠如ー任命責任(適材適所?)
  菅原一秀経済産業相、河井克行法相の辞任
  森雅子法相の不適切発言と定年延長を巡る矛盾した答弁
  北村誠吾地方創生相のちぐはぐな答弁 
  黒川検事長の任命ー常習賭けマージャン者で咎めのない訓告処分(懲戒免職でなく、退職金6,686万円支給)
3、洞察力
外交面ー打開策見いだせない
   トランプ米大統領追随型、領土問題すべて未解決、拉致問題進展なし、財政難にも拘らずバラマキ外交
4、利権
電通受託(安倍昭恵氏は元電通社員)
 ①一般社団法人「環境共創イニシアチブ」
  国の補助金交付事業を手掛ける
  2017年~2019年 国から委託して電通に再委託事業ー160億円
 ②持続化給付金  749億円ー645億円≂約104億円電通着服
  経済産業省769億円委託→サービスデザイン推進協議会(サ協)749億円→電通645億円外注
 ③国から委託して電通、サ協、キャシュレス推進協議会に再委託事業ー3団体合計で403億円
 ※電通からの献金
   2012年~2018年(7年間)ー3,600万円(毎年の金額480万円~720万円)

私見ですが、安倍首相は傍若無人で信用できなくなりました。
そこで、要求します。
消費税0、一人当たり給付金20万円、何もしない人が多い国会議員の定数半減など新たに取り組んでいただきたい。
それには、17日で国会を閉会せず、更なる延長をして、国民の事を真剣に考えていただきたいと願っています。



   
  
  
   

   
  
  






人間のエゴ

6日 津市阿漕浦海岸の定期清掃を実施しました。

先月は、市営駐車場の閉鎖や海岸堤防沿いの道路通行止めで止む無く中止をしました。
海岸にはゴミであふれているのではと思いながらの清掃作業となりました。
朝7時頃にも拘らず、堤防には車が一杯止まっていました。
今回も引き続き、松林の堤防下を清掃しました。
テレビ1台、蛍光管1本、週刊誌段ボール1箱、鍋、バーべキュ―鉄板、マット、掃除機1台、オムツ、弁当空容器多数、下着、空き缶多数、プラスチックボトル多数などがありました。
ヨットハーバー駐車場でのゴミを合わせて40袋程になりました。

人間は、自然の営みに依存しています。
人間は、自然の一部であることを忘れました。
人間は、自然を自分達の都合で乱開発をしたり、自然を破壊したりしました。
人間は、いらなくなった物を燃やしたり、埋めたり、捨てたりしました。
人間は、物の処分で環境破壊をなりふり構わず行ってきました。
これは、人間の身勝手なエゴであり、自然の営みに背いた結果、自然界の怒りにふれました。
背いた代償は重く、コロナウイルスの誕生を許し、共存を余儀なくされ、闘い続けるでしょう。

政治の社会です。
安倍首相は、国民の一員であることを忘れました。
安倍首相は、自分たちの都合で政治運営を始めました。
安倍首相は、法に触れる人をかばったり、うそを言ったり、丁寧な説明をしなかったり、迅速対応が遅かったりしています。
安倍首相は、根拠なき予算であったり、使途不明金があったり、得体の知れない業者に委託するなど目に余ります。
安倍首相は、利権であればなりふり構わず行っています。
安倍首相は、税金を私的流用しています。
安倍首相は、責任を負わせ、責任をなすりつけ、責任逃れをしています。
安倍首相は、謝ることはしません。

※拉致被害めぐみさんの父 横田滋氏が亡くなりました。
7年前の9月 安倍首相は、何としても安倍政権の間に拉致問題を解決していくとの決意を述べました。
私達は、力強い決意で期待していました。
しかし、北朝鮮との関係は悪くなり、遠のくばかりであり、口先だけになっています。

心より 横田滋様のご冥福をお祈りします。



          












 

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Author:代表取締役 柏木正史

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