2020/05/30
内閣支持率
25日の緊急事態宣言全面解除後、初の週末を迎え、繁華街に賑わいが戻り始めました。東京都と福岡県北九州市では、感染者が日々連続の2桁10数人程度で増加傾向にあります。
安倍首相は記者会見で「わずか1か月半で流行をほぼ収束させることができた」と自慢気に強調しました
私達は全面解除により、自粛と我慢の生活から少し解放されました。
しかし、政府の緊急事態宣言解除は、明確な基準と政策決定の内容が示されず、今後不安を抱きながら過ごすことになります。
政府は、政策決定に影響力ある専門会議の議事録について作成する予定がないとしました。
議事録は、データーを検証するうえで必要な情報であり、第2波に備える資料としては作成する義務があります。
政府の具体的な手法が不明確な状態であるからこそ、議事録作成は教訓として活かしていかなければならないのに残念です。
第2次補正予算が発表されました。
総額100兆円規模ですが、真水と呼ばれる予算は31兆9140兆円です。
内訳は、①雇用調整助成金の日額上限…8,330円→15,000円(月額上限33万円)
➁家賃支援給付金…1カ月当たり50万円を上限に家賃の2/3までを半年分補助で給付額は半年で最大600万円
③ひとり親家庭支援…児童手当を支給している所得水準が比較的低い家庭に対し5万円給付、第2子以降は3万円。
④感染症患者の対応をする医師や看護師らの医療機関の職員、介護職員にも慰労金…1人当たり最大20万円。
⑤企業の資金繰り支援…11兆6,390億円。
⑥予備費…10兆円 等です。
この予算で注目したいのは、使途自由な予備費10兆円です。
予備費10兆円は、政府の都合で使えるのですから、驚きです。
内閣支持率が政権維持の30%を割り込む「危険水域」となりました。
国民が安倍首相を信じられなくなった結果です。
毎日新聞…23日調査 支持率27% 朝日新聞…23・24日調査 支持率29%
対応の遅れや使途不明金についてです
例を挙げますと、
1、アベマスク全世帯配布…5/24現在 配布済み19%
予算466億円 マスク代90億円 差額の行方不明金376億円
2、1人当たり10万円給付…支給が6月になる自治体あり 3、雇用調整助成金…20日開始予定オンライン申請稼働延期(個人情報一時閲覧可能状態になったため)。
4、持続化給付金…幽霊法人(竹中平蔵氏が関与)、消えた20億円(769億円受託、749億円委託)
※ご参考
4、の持続化給付金受託会社の怪しい業務実態
経産省から事務事業を受託した法人は、「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」です……受託費769億円。
サービスデザイン推進協議会は、電通、パソナ(竹中平蔵氏会長)、トランスコスモスの3社によって設立されました。
その後、サービスデザイン推進協議会から電通に再委託…委託費749億円(消えた20億円)
持続化給付金の受託費769億円は150万件の申請可能金額としており、1件あたりの手数料4~5万円の高額根拠や
消えた20億円の合理性が問われるところです。
安倍首相の責任逃れ、自己保身、職権乱用は、国民に寄り添う気持ちがないのではと強く感じています。