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プラスチック

 微小なプラスチック片「マイクロプラスチック」が人間の便から捻出されました。

人の体内からは、初めてです。
日本を含む8カ国の人の便からです。

23日 ウイーンで開催中の欧州消化器病学会(UEG)の会合で発表されました。

マイクロプラスチックは、細かくなれば血管や肝臓にまで達します。
マイクロプラスチックに付着した有害物質は、PCB(ポリ塩化ビフェニル)やDDT(有機塩素系の殺虫剤)であり、発がん性があります。
これらは、食物連鎖を通じて濃度が濃くなり、生物の体内に蓄積されます。

近年、プラスチックはリサイクルし、資源の節約で「循環型社会」を作ろうとする動きがあります。
しかし、6月カナダで開催されたG7サミットでは、プラスチックごみ削減を目指してまとめた「海洋プラスチック憲章」への署名をアメリカと共に日本は見送りました。
日本は、1人当たりの使い捨てプラスチックの使用量がアメリカに次いで2位なのにです。

世界で発生するプラスチックごみの量は2015年時点で年間3億トンあります。
このうち800万トンが管理されないまま海に流し込まれています。
このまま放置すると驚くべきことに、2050年には海を漂うプラスチックごみの量が魚の量を上回ると言われています。

欧州では、プラスチックによるコーヒーカップ、スプーン、フォークなどが急速に紙製品に変わりつつあります。
日本はプラスチック製品は禁止ではなく、レジ袋の有料化として義務付けています。

今後、人間の健康への影響や消火器疾患への患者にどのような影響が出てくるのか大いに心配です。









おかしな電力話

九州電力で電力があふれそうになりました。

電力は、発電量と使用量(需要と供給)のバランスが崩れると周波数が乱れ、大規模停電につながる恐れがあります。

電力は水道水と違い、蓄積ができません。
加えて、電力には周波数があります。
周波数は上昇すると、例えば工場で稼働している機械モーターの回転数が変化して製品の品質が低下したり、振動や発熱が起きて機械自体の故障につながったりする恐れがあります。
これらのことから、発電量を抑えることが求められます。

13日 九州電力が大停電回避のために取られた方策は、再生エネルギーの主力の1つの太陽光発電の1部の事業者に1時的な稼働停止を求める措置に踏み切りました。

もてはやされた太陽光発電停止です。
資源が乏しい日本で自然エネルギーを捨ててしまう措置です。
暑い夏に電気不足と騒いでいたのが、夢のようです。

国は、30年度の電源構成に占める割合で原発比率を20~22%、再生エネルギーは22~24%として「主力電源化」を目指すとしています。
九州電力では4基とも通常運転を続けています。
国は、「優先給電ルール」として再生エネルギーではなく、原子力発電の運転を最優先しています。

国には、社会問題化している原子力発電は基幹電源として使う方針を改め、原子力発電依存度を下げる工夫をお願いしたいものです。


    



安倍首相過ち演説

 9月25日夜(日本時間26日午前) 第73回国連総会の一般討論演説で起こりました。

安倍首相は、在任3年間中に自由貿易体制強化と北東アジアの戦後構造を除去する決意表明を日本語で演説しました。

間違い発言は、演説の早い時間に起こりました。
その箇所を抽出します。
「自由貿易体制は、アジア諸国を順次離陸させ、各国に中産階級を育てました.。背後には、1980年代以降、日本からこれら諸国に向かった大規模な直接投資がありました」……。

背後ー「はいご」を「せいご」と読み間違えました。

日本を代表する総理大臣の間違いです。
日本語を正しく伝えることが世界各国に日本を理解していただく事であるのに拘らず、恥ずべきことです。

以前にもありました。
云々ー「うんぬん」を「でんでん」と読み間違えたりしました。

国連演説の中身はともかく、安倍首相が行う時の演説会場はガラガラ…。
安倍首相の評価は国際的に低く、日本への注目度としては興味のない人が多くなっていくと感じています。




新たながん治療

がん患者に嬉しいニュースが届きました。

がん治療は外科手術、放射線、抗がん剤で行われていますが、免疫でがんが治るという画期的な発明です。
2人います。
一人は京都大学 本庶佑(ほんじょたすく)特別教授、もう一人は米テキサス大MDアンダーソンがんセンターのジェームズ・アリソン教授です。
お二人はノーベル医学生理学賞を受賞しました。

2人の共通は、体内中の免疫細胞からブレーキ役の分子の役割を発見し、この働きを抑えてがんへの攻撃を続けさせる新しい治療薬を開発したことです。
本庶さんの免疫ブレーキは「PD-1」という分子であり、「オプジーボ」という治療薬です。
これに比べ、ジェームズ・アリソン教授の免疫ブレーキは「CTLA-4]という分子であり、「ヤーボイ」という治療薬として使われつつあります。

日本のがん死亡者は3人に1人が亡くなっており、心臓病や脳卒中を引き離し、年々増え続けています。
死因のトップは男性が肺がん、女性は大腸がんと言われています。

免疫治療薬は始まったばかりですが、がんの不治の病の脅威から解放される日が近いと感じています。

本庶佑氏の言葉が心に響く。
〇「自分の目で確信できるまでやる。自分の頭で考えて、納得できるまでやる」

〇「好奇心、そして簡単に信じない事」

〇6つの「C」が時代を変える。
好奇心(Curiosity)、勇気(Courage)、挑戦(Challenge)、確信(confidence)、集中(concentration)、継続(continuation)







      



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