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税金の無駄遣い

会計検査院は、 学校法人「森友学園」の報告書を公表しました。

会計検査院は、国の収入・支出の決算を検査する事を任務とする機関であり、憲法に基づいて設置され、内閣に対して独立の地位を持ち、3名の検査官で構成されています。
平成28年度 官庁や政府出資法人などの「税金の無駄遣い」の指摘は、423件 874億4130万円に上り、不正・不当事例による法令違反は、333件 約137億1821万円になりました。

さて、本題の学校法人「森友学園」についてです。
会計検査院は、約8億円の値引きについて「見積もりの算定根拠が不十分で、慎重な検討を欠いていた」と不適正な価格処分を指摘しました。

見積もりの算定は、財務省近畿財務局の依頼を受けた国土交通省大阪航空局が専門業者を通さずに直接算定しました。
過大見積もりを感じさせる数値であり、特別扱いした異例の対応です。
異例の対応は、売却に至る学園側との具体的なやり取りやごみを撤去する際の処分単価の詳細な内容を記した文書を廃棄した事からも窺えます。

政府は、「適正な価格で処分された」と繰り返してきただけに会計検査院との見解の食い違いは説明しなければなりません。
私達は、学園に利益をもたらし、税金投入による国に損害を与えた値引きは納得できないと言わざるを得ません。

消費税論議が活発する状況下、税金の無駄遣いを最優先に考え、大いに論議していただきたいと感じています。








命を慈しみ合う

19日 津市久居の里山で緊急蘇生法の救命処置とAEDの使用を学びました。

私達が暮らす社会で、いつ・どこで突然の病気やケガに襲われるかわかりません。
私は、自分の家族や友人そして見知らぬ人の命を守り救うためには「命を慈しみ合う心」が大切と考えていました。
この機会に困ってる人にお役に立つことができればと思い、参加希望しました。

心臓が止まると15秒以内に意識が消失し、3~4分以上そのままの状態が続くと脳の回復は困難になることから、心肺蘇生によって脳や心臓に血液を循環させ続けることが重要であり、AEDによる電気ショックで心臓の動きを回復させるのです。
人形を使用しての実地研修であり、心肺蘇生による胸骨圧迫と人工呼吸そしてAEDの使用法など指導していただきました。

最近、日本の15歳~39歳の若者自殺率が先進7か国でワースト1となっています。
自殺願望者がSNSの自殺サイトで書き込んだりして、殺人事件になり、社会問題化しています。
自殺の原因は「いじめ」「ストレス」「受験」「就活の失敗」「労働環境」「男女問題」などがあります。

自殺で命を落とす事は楽になり、幸せになる事ではありません。
幸せは、親から順番に死んでいくことです。
親より早く死なないでほしいのです。
生きることを考えましょう。
自殺の気持ちになったら、「命を慈しみ」、「逆境をチャンス」と考え、人生を切り拓いていただきたいと願っています。








「加計学園」開学へ

マスコミを賑わしている「加計学園」についてです。

国家戦略特区を活用した学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り大学設置・学校法人審議会(設置審)は、新設を認めるべきとしました。
林文部科学相はその答申を受け、14日に新設を認可する方針であり、来年4月に獣医学部が開学する予定です。

不当かつ不公平な特区審査には多くの問題点があります。
1つは、「特区」にして「岩盤規制」を「規制緩和」として優遇措置をしたことです。
安倍首相は、野党の追及に「特区」を隠れみのとして、疑惑から逃れています。
「特区」を所管する内閣府は、文科省に「総理の意向」などと開学を促したとされる文書が明らかになりました。
安倍首相は「独り善がり」せず、丁寧な説明で疑惑払拭に努めてほしいものです。

2つ目は、大学や学部の設置認可を受けるには先に校舎を建て始めないといけないシステムです。
設置基準を満たしているか審査する段階では土地や建物をある程度揃えておく必要があるというのです。
国は、不条理な事を正当化しています。
「設置審」は、獣医学部の新設を却下すれば「加計学園側」から建物取り壊しによる損害賠償金請求の恐れありとして、新設を認めざるを得なかったのではと思われます。

3つ目は「加計学園」が建築費を水増しして今治市に補助金を申請した疑いがあるというのです。
今治市は、最大96億円を県と共に補助していて、この施設の建築費の坪単価は約150万円というのです。
これは、相場より格段に高いと言われています。

5月「設置審」は獣医学科の抜本的な見直しを求める「警告」を、8月の審査意見には計画書に是正意見が付き、認可の判断が保留されました。
課題が山積する中での認可であり、森友学園とあまり違わないのではと感じています。






 

トランプ大統領のアジア歴訪

トランプ大統領が来日しました。

トランプ大統領のアジア初歴訪です。
訪問国は日本に始まり、韓国、中国、ベトナム、フィリピンの5か国・12日間です。
主な訪問目的は、核・ミサイル開発を急ピッチで進める北朝鮮問題であり、朝鮮半島での軍事措置の可能性と軍事紛争に至った場合の対応についてです。
軍事紛争では自衛隊の米軍への後方支援や韓国にいる米国人や日本人の退避なども念頭に置いているようです。

素直に喜べない事があります。
トランプ大統領の型破りな発言です。
大統領就任前、米軍駐留で応分の負担をしない場合は駐留軍を撤退させるとか防衛は日本が責任を持つべきとの立場を主張し、日本との同盟関係を軽視した発言です。
更に北朝鮮に対し、「炎と怒りに直面する」と警告し、金正恩氏を「小さなロケットマン」と侮辱し、不用意な挑発を繰り返して北朝鮮を刺激しています。

北朝鮮も負けてはいません。
正恩氏はトランプ氏を「火遊びを好むならず者」と非難し、」史上最高の超強硬対応措置の断行を慎重に検討する」と表明しています。
両者の暴言は過熱しており、偶発的な紛争が起こる可能性を秘めています。

安倍首相のゴルフ外交は日米の関係強化を望む事と理解できますが、大切な事は軍事紛争に至らず、人々を殺さない、戦争をしない平和的解決方法の有意義な議論をしてほしいものです。








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代表取締役 柏木正史

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