2017/10/28
すばる
またもや、無資格検査の不祥事が発覚しました。自動車大手スバルです。
無資格検査が発覚したのは日産自動車に続いて2社目です。
発表によれば、社内で無資格の複数の従業員による不正検査が30年以上続いていました。
初回車検を迎えていない12車種が無資格検査を経て販売され、25万5千台に及びます。
50億円の費用をかけてリコール(回収・無償修理)を国交省に届ける方針のようです。
谷村新司さんの歌でヒットした「昴」は、おうし座にある「プレアデス星団」の和名です。
「昴」の語源由来は、古語から派生した「統(すばる)」という言葉が由来しているようで、意味は「1つにまとまる」です。
「1つにまとまる」は、お客様に安心、安全を追求し、不安を感じさせないような社員のまとまりと感じますが、30年もやり方が間違ってなく、悪意は全くなく続けてきたとの説明は、法令を守る意識の低さと非常識な行動を正当化して取り繕っており、腹立たしく感じます。
国土交通省の対応にも問題があります。
国が完成車の安全性を調べる必要がありますが、メーカーに車の安全性を確認させ、書面提出で検査を実施しているのです。
これでは、30年も不正検査をしていましたから、完成検査が書類検査であり、甘くなると言わざるを得ません。
車の価格は、下がらず、維持されたままです。
安全面や自社開発と製造に費用を投入されているからとしています。
スバルの年間売り上げは約3兆4200億円・営業利益4100億円、日産の年間売り上げは約11兆7200億円・営業利益7422億円であり、安全面を疎かにしているのであれば、国民に還元として車の値下げを期待したいものです、。