2016/10/29
核兵器
27日 国連総会第1委員会で核兵器を法的に禁止する「核兵器禁止条約」は123カ国の賛成多数で採択されました。驚きました。
日本は、「核兵器禁止条約」に反対したのです。
日本政府は、毎年国連総会に核兵器廃絶を訴える決議を提出しているにもかかわらずです。
この背景には、アメリカが日本を含む同盟国に賛成・棄権ではなく、反対するよう強い要請がありました。
日本は自国の立場を主張すべきと思いますが、同盟国に配慮してか賛成・棄権から反対に変更しました。
日本の主張が真逆のねじれ現象となりました。
外交交渉は、建前でなく本音で話し合うべきです。
日本は、広島・長崎の被爆者とも連携しながら、長きにわたり被害を与え続ける核兵器の性質そのものが非人道的だと訴えてきました。
「核なき世界」を提唱する米国オバマ大統領も広島を訪問してくれました。
日本の発言は、唯一の被爆国として世界が注目しており、重みがあります。
如何なる圧力があろうとも、被爆国として核廃絶を主張すべきです。
核保有国は、核兵器が殺人兵器であり、国と国との関係を悪化させる「悪い物」と認識すべきです。