2016/05/28
伊勢志摩サミット
第42回 主要7か国首脳会議(伊勢志摩サミット)は、26日と27日の2日間開催され、閉幕しました。驚いた事がいくつかあります。
メディアセンターの建設費が、約29億円かかりました。
出来上がったメディアセンターは、期間中の使用であり、取り壊されます。
取り壊し費用は、約3億円です。
合計約33億円が灰になります。
更に、警察庁によれば45都道府県から約2万3千人の警察官が動員されました。
オバマ米大統領が訪問する広島では、最大時には約4600人が警備にあたりました、
伊勢市の二見小・中学校や三重県立高校と特別支援学校の計27校が臨時休校となりました。
観光地は、店を閉めるところが多く、地元の人や観光客が参加できない、警察官だけが目立つ異様な町となりました。
サミット会議は、ウクライナ問題で火種を抱えたロシア抜きとなり、実効性に問題を投げかけました。
リスク回避の政策協調の重要性を訴える中で最大の焦点は、金融政策、機動的な財政戦略、構造改革の確認でした。
安倍首相は、消費税の先送りをする口実として、新興国の投資や国内総生産が低迷している具体的なデーターを基に、2008年のリーマン・ショック前の状況に似ているとしました。
消費税の先送りは、税収入が伸び悩む中、財政赤字の拡大に繋がり、国の借金は膨らみます。
今すべきことは、議員定数削減などの構造改革であり、経費削減などの緊縮財政です。
華美でない、質素・倹約によるやり繰りを考えていただく事です。
日本政府のもてなしは、お金をかけ過ぎです。
サミット終了後、オバマ米大統領は現職大統領として初めて、広島を訪問しました。
広島平和記念資料館や原爆ドームを視察し、平和記念公園の原爆死没者慰霊碑に献花しました。
平和への思いが込められた真摯なスピーチであり、優しく、愛情豊かな人間性を感じました。