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夏の終わりに想う事

 四季折々の挨拶に残暑見舞いがあります。

残暑は、猛暑から初秋にかけての変わり目です。
時期で言えば、8月下旬の今頃であろう。
しかし、今年は、残暑の実感がない。
厳しい暑さから、急激に涼しくなりました。
自然の神様は、猛暑から初秋へ、残暑を忘れて凌ぎやすくしてくれました。

今年は、猛暑日が続きましたが、電力不足による節電が叫ばれませんでした。
家庭や企業の節電の取り組みは、定着したのでしょう。
原発ゼロでも電力供給は安定しています。

11日 電力供給が安定しているにも拘わらず、約2年振りに九州電力の川内原発1号機が再稼働しました。
福島第1原発事故を受けて、地震や津波の想定を厳しくした新規制基準が出来、新基準での初の再稼働です。
ところが、21日トラブルが発生しました。
発電に使った蒸気を冷やして水に戻す装置に海水が混入したのです。
混入した塩分は脱塩装置で除去しているので、原子炉の運転や発電・送電は続けており、放射能漏れはないと九電側は説明しています。

「事故は絶対に起きない保証はない」「原発ゼロでも、電力供給が安定している」事実を考えれば、再稼働はしなくてもいいのではないかと感じています。









平和な暮らし

夜間の行動が、危なくなってきました。

大阪府寝屋川市で死体遺棄事件が発生しました。
12日夜、寝屋川市の中学1年生平田奈津美さんと同級生の星野凌斗さんが一緒に外出しました。
そして、翌13日の深夜午前1時10分~5時10分頃まで京阪電鉄寝屋川市駅前の商店街で過ごしました。

事件は発生しました。
軽ワゴン車運転の山田浩二容疑者が声をかけ、車に連れ込み、殺害しました。
平田さんは、高槻市の駐車場で顔全体に粘着テープが何重にも巻かれ、後ろ手にされた両手首をテープで縛られていました。
星野さんは、寝屋川市から22キロ南の大阪府柏原市青谷の竹林で見つかりました。
星野さんも顔全体に粘着テープが何重にも巻きつかれ、手にも巻かれていました。
事件は、むごい仕打ちの最悪な展開となりました。

この事件から安心・安全で平和な暮らしを考える事です。
平和な暮らしは、身近なところにあります。
学校教育とか家族のあり方など真剣に考える機会です。
子供の夜間外出禁止・門限などや子供たちが夜間に徘徊していたら、見て見ぬふりをせずに、声かけする勇気も必要です。
深夜営業などの社会整備もあります。
国は、安保法案成立に躍起になっていますが、安心・安全な暮らしやすい社会実現の議論が先決と感じています。







安倍談話

安倍首相が戦後70年談話を発表しました。

70年談話を発表する事を聞き、「何のために、誰に対して」発表するのか注目しました。

談話発表は、終戦の日を迎える15日の1日前であり、慎重に、計画的に進められました。
村山・小泉談話には「植民地支配」「侵略」「痛切な反省」「心からのおわび」と言った文言が使われていました。
安倍首相は「心からのおわび」の文言を使わないつもりでした。
有識者懇談会「21世紀構想懇談会」の報告書を参考にし、閣議決定して「心からのおわび」の文言を盛り込むことにしました。

14日午後6時過ぎ、安倍首相は記者会見して談話を発表しました。
談話は、約3,300文字に及びました。
「侵略」「植民地支配」「痛切な反省」「心からのおわび」を盛り込むものの、侵略の責任とおわびの意思等の歴史認識を曖昧にしてしました。
リーダーとして、日本を代表して主体的に謝罪を明確にした村山・小泉両談話の姿勢とは大きく異なる談話となりました。

この時期の安倍首相談話は、安保法案の成立の達成する事を目的にしていたと思わざるを得ません。
沖縄の基地問題・北朝鮮による拉致問題・東北地方の地震復興問題・領土問題など解決に向け、優先して取り組むべきです。
安倍談話は、新たな火種を抱えてしまったのではないかと危惧しています。











平和への祈り

暑い夏のこの時期、思いだされるのは原子爆弾による戦争の悲劇です。

70年前、6日は広島・9日は長崎で原子爆弾が炸裂し、多くの人が閃光により、壊滅しました。
原子爆弾は、全てを破壊する残虐な武器であり、地球上には必要ではありません。
世界が平和であり続ける確実な方法は、核廃絶や武器の生産中止であり、被爆国としての日本の役割として、世界に強く訴える事です。

安全保障関連法案が衆議院で可決し、参議院で審議されています。
政治家の資質を疑う発言がありました。
一人は、安倍首相に近い立場の磯崎首相補佐官です。
 「法的安定性は関係ない。我が国を守るために必要かどうかが基準だ」です。
 安倍首相は「法的安定性の重要性を極めて重視している」と言っていますが……。
 これは、憲法解釈を180度変えたのは事実であり、法的安定性をないがしろにするような事をしたのは安倍内閣であると……。
二人目は武藤貴也衆議院議員です。
 安保保障関連法案の反対デモをする学生に「戦争に行きたくないという考えは、極端に利己的な考えです」
 武藤氏は麻生財務相の麻生派に所属しています。
 麻生財務相の発言
  「政府与党の議員の立場を踏まえて発言してもらわないと自分の気持ちは法律が通ってから言ってくれ。それで十分間に合う
 から」と。

「批判の神様」と呼ばれた小林秀雄氏は次のような事を話しています。
政治とは崇高な仕事です。
政治家とは人々を導く偉人ではない。政治家は社会の物質的生活の調整にあたる技術者となった方がよい。
政治を突き放して見る。過剰な期待を抱かない。なぜならファシズムに見られるように、熱を帯びすぎた政治は「凶暴な怪物」となって、私達を「食い殺し」かねないからです。

批判の神様は言うであろう。
安倍首相は数の力で怖いものなしだ。安保保障法案の解釈が曖昧だ。安保保障法案反対者が6割を超え、広島と長崎の鎮魂の祈りを考えると安保保障法案の安全が揺らいでいます。安全が揺らぐ法案は、廃案にすべきです。









平和のための戦争展

 8月は、日本人にとって特別な月です。
日本は8月15日に敗戦し、戦争が終わりました。
日本は戦争をしない平和国家に生まれ変わりました。

平和国家は、自分の意識の中にありました。
しかし、安保法案が国会で審議される事になり、平和国家を考えなければならなくなりました。
平和国家を考えれば、70年前の戦争を忘れてはいけないと思いました。
70年前の戦争の記憶と記録から平和社会が作られていくと思いました。
そこで、8月2日津市で開催された「津平和のための戦争展」の見学をしました。

会場には沢山の方が見えました。
津市戦災爆死者名簿、焦土の津市街パノラマ写真、津市戦災地図、津市に落とされた爆弾、焼夷弾等が展示されていました。
市民が語る戦争体験談は臨場感があり、戦争は絶対してはいけない、平和を悲しみに変えてはいけないと強く感じました。





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代表取締役 柏木正史

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