2012/03/20
婚活の知恵
「おせっかい」随分前に、「思いやり」について書いた事があります。
「思いやり」とは、その身になって考える事、察して気遣う事です。
これには落とし穴があります。
お相手の立場になって物事を考えても、お相手が望まなければ良い人間関係が出来ず、「お節介」となっていやがられます。
「思いやり」と「お節介」は背中合わせであると書きました。
さて、飽食の時代に「餓死者」や「孤立死」が社会問題になっています。
高齢化が進展し、私たちの社会は学校や仕事から解放されると家庭に閉じこもりがちに成り、人と人とのつながりが薄くなっていきます。
精神的な不安定は、気づかれず、孤立しているから「助けて」とは言い難く、ためらいがちだ。
濃い人間関係は、わずらしさがある。
他人の生活に干渉したり、しなかったりするのは「おもいやり」の優しさであろう。
このような気心がわかる間柄とは元気な人どうしの話といえるだろう。
社会で孤立している人を救うには、「おせっかい」を焼かないと、救えない命もあるかもしれない。
「おもいやり」では通用しない「おせっかい」に花をもたせてやることがあるのではと感じています。