2010/02/27
婚活の知恵
第21回冬季オリンピック・バンクーバー大会は、7競技86種目で熱戦を繰り広げ、2月28日 【日本時間3月1日】に閉会式を行い、17日間の祭典が幕を閉じました。日本は金メダルはなかったですが、史上3番目に並ぶメダルを5個獲得しました。
前回のブログでオリンピックは「フェア」でない冬のスポーツと書きましたが、同じ様な事をスポーツライター青島健太氏が日本経済新聞の「氷雪の断面」で書かれていましたので紹介します。
アンフェアなことは、開催国が自国の選手に有利に働くコースを造っているのではと思いたくなる事です。
去年、福島の猪苗代で行われた世界選手権。
この大会で上村愛子選手は世界王者に輝き、五輪代表第一号を決めました。
このコースは全長223メートル、平均斜度29.6度でした。
今回の五輪コースは、全長250メートル、平均斜度28度で設定されていました。
傾斜が緩く、距離は約30メートルも長いのです。
この事から皆様はどのように感じますか?
一般的に空気抵抗や摩擦の関係で、斜面を滑るときのスピードは体重が重いほど有利になり、身長156センチ49キロの小柄な上村愛子さんは身長160センチ以上で55キロ以上の外国人に比べ不利といえます。
国際大会のコースは、全長235メートル±35メートル、平均斜度28度±4度の範囲内で主催者が設営できるのです。
選手の戦う舞台が思惑により左右され、戦うまえに勝負がついているようでは公平と言えず、オリンピック精神に反するように感じています。
そして、金メダルを目指し切磋琢磨してきた選手にとって悔しさをどこにぶつけたらいいのかと同情してしまいます。