2010/01/29
婚活の知恵
携帯電話が発達して久しい。いつでも、どこでも電話やメールが出来、ずいぶん便利な世の中になりました。
いつのまにか公衆電話ボックスは見られなくなり、街の景観が変わりましたが、携帯電話を片手に街中を闊歩する姿は多様化する社会にとって常識の世界と認知してしまう事が虚しく感じます。
古来より手紙は、伝達手段として発達してきました。
自分の思いが巧みに文字となり、ひらがな、漢字を駆使し、敬語を織り交ぜ、他国に見られない奥の深い日本語として、長い歴史を経て育まれてきました。
電話の出現により、用件を手紙で書く事より手短に話す事が便利な伝達手段として多くの人が思うようになりました。
その後、企業が便利さを追求し、時代の要請もあり、持ち運び自由な携帯電話の出現となりました。
あっというまに広がり、子供から大人まで一人一台携帯し、用件を手短に伝える手段から、毎日挨拶に始まりさようならの終わりに至るまで事細かに連絡しあって利用する伝達手段となりました。
絵文字が横行し、日本語が短く略されたり、新語が生まれたりしてきちんとした会話や文章が疎遠になり、日本語が乱れているのではと感じています。
急速な社会の変化の中で、長きに渡り日本文化の良き習慣が便利さの理由からなくなりつつあり、変わる物が正当化され習慣として受けられれば、基本を忘れず、正しい言葉を使い、変化に応じた正しいマナーを意識したいものです。